何を知ればいいのか

というわけで、これから家計簿を学ぶ上で何を知ればいいのか、どのような知識を身につければよいのかということになります。

家計簿は少し前に出た(生きがい、健康、経済)の3つのカテゴリーの中の一つ、家庭の中の経済を対象にしているので、家庭に関する経済に関する周辺知識と、あとは家計簿は簿記の技術なので、おおきくとらえて、この2点を学べばいい、ということになります。

具体的には、家庭に関する知識、簿記に関する知識、あとは残りの家庭をとりまく様々な経済に関する知識を学べばいいということになります。

1.家庭
家計簿では、家庭を中心として話が進められていくので、家庭というのが何なのかということがわからないと話が進みません。この分野はすでに家庭を研究対象とした学問、家政学が確立されているので、そちらを参考に学習すればいいでしょう。
2.簿記
家計簿は家庭の経済を対象とした記録法なので、簿記に関する一定の知識(主に記帳技術)がないと家計簿をつけることができません。このサイトで簿記に関する記帳技術を学習していくことになります。
3.経済
家庭を取り巻く経済環境は様々です。住宅ローン金融に始まって、教育費、税金、はたまたライブドア事件に関係のある方がいるとかと思えば、身近なところでは今日の夕食のメニューまで、家庭が行う経済活動は枚挙にいとまがありません。学ぶ内容はどちらかというと、家庭の消費行動の学習が中心になるでしょう。また、学習範囲が広すぎるので、自分に関係のある知識をそのつど吸収していくしかないようです。

こんなにいろいろあるのか、と一瞬だるくなってしまいますが、なんてことはありません、一番重要なところは、家庭の経済状況、つまりお金の流れを明らかにして把握するということが家計簿の始まりであり終わりでもあります。コツです。

これから様々な概念が出てきたとしても、その情報のすべては自分のお金の流れに関係ある情報なのかどうなのか、これにつきます。

自分に必要がなければ学ぶ必要はありませんし、反対に必要なら調べて知識・情報を吸収をすればいい。ただそれだけの取捨選択なんですね。