生きがい

以前までの血縁関係が重視されていた封建制度社会は消滅し、自分の人生は自分で決めるという自由な社会になりました。

しかし、自由になった分、従来の企業や、他人の力にたよらず、自分の力だけで目標を成し遂げなければならないという新たな問題も生まれています。

いままでの人生は、学校卒業→就職→結婚→出産→マイホーム購入→退職→老後という、就職すれば自動的に定年まで安定した収入が約束されるという人生が一つのパターンでした。

これは企業の経済成長が右肩上がりという好条件があり、終身雇用を前提に働くという経済体制が可能であったことから、いままでは特に問題はなかったんですね。

しかし、今の日本経済は急激な右肩上がりの成長時代は終わり、終身雇用の維持継続が困難になり、終身雇用システムが崩壊しつつあります。

いままでは会社が負担をして面倒をみていてくれていた「安定した収入」、「潤沢な年金」などは、企業に頼らず自らが管理・運営をしていかなくてはならなくなりました。

このところ 「 自己責任 」 や 「 自助努力 」 といった言葉をなにかと耳にする機会がなにかと増えたような気がします。

しかしです、「 責任 」 という名の、自分のとった行動結果について自ら責めを負うというリスクは増加し、不安は募るばかりですが、ここは一つ物は考えようで、家族、または自らの将来を管理・運営をすることができるのなら、自分自身で家族や未来をコントロールして、将来の夢を叶えることができる可能性が出てきたと、ポジティブに考えてみてみてはいかがでしょうか?

ものは言い様ですが、現在の自分の人生に対しての態度が、将来の生活を決めることができるとするのならば、誰にも振り回されることのない、納得がいく人生を送ることができると考えることができるのではないでしょうか。

この機会に、自分の人生と自分の価値観を見つめなおし、どのような生活スタイルを築いていけばいいのか一度考えてみてはどうでしょう。

そして、家計簿は生活スタイルの計画を考える際のひとつの目安として役に立ちます。