現金主義

独立・自己完結型ときて、収支のみわかればいい、そして、次は家庭は現金を中心に経済活動を行っているということです。

私たちは何か物を買うというとき、貨幣、紙幣を通して、自分のほしいもの・必要なものと現金を交換して得ています。反対に、不要になった物をヤフオクなどで売るときも、やはりお金、現金を中心にして経済取引を行います。また、労働によって収入をえるときも、現金で対価を受け取ることになります。

買うとき現金←→
売るとき←→現金

このことから、家計が取引として行う場合は、何をするにも必ず現金が関わってくるので、お金の動きだけを家計簿でとらえれば、家計の経済活動はほぼ網羅できるのではないか、と考えることができます。

つまり大雑把にいうと、現金の入りと、出だけを把握しておけばいいんですね。そして、今ある残ったてもとの現金は貯蓄としてとっておけばいいんだと。

簿記では、というよりこれは会計用語なのですが、この考え方を現金主義会計といいます。

特に何とか主義、という言葉は知らなくてもいいのですが、この現金を支払ったとき、または受け取ったときに記録を残すという、判断基準・方式はおぼえておいてください。

すべての家庭で起こった経済活動は 「円」 でとらえるということになります。

さあ、家庭の経済について少し考えることによって、おおよその考えはわかって頂けたのかな?と思います。

家計簿で記帳するとき、現金のみを対象に、収入と支出を円でとらえ、自分自身が都合のいいように、かつ、他の家計簿との比較をしやすく、記録・管理をする。

これが家計簿で記録をするときの、基本的な概念になります。