諸活動を記録するということですが、家庭の経済活動といっても具体的にいうと、
「 夕飯を作るために、お肉を買った。 」 とか、
「 図書館へ行くために、バスに運賃を支払った。 」
など、家庭が行う活動内容は、いろいろありすぎて、とりとめがありません。
本当はこうして文章ごとに、細かく記述したほうが、記録をしていくということのみを考えた場合、記録としては正確なのでしょうが、いちいち文章で記録していたら、家庭の活動は多量ですから、キリがありませんね。
また、個人ごとに文章のニュアンスがかわってくるかもしれませんし。
そこで簿記では、営業活動の起こった出来事に注目して、言葉にある程度のゆとりをもたせて、記録をすることにしています。
ゆとりというのは、上記の例で具体的にいうと、 「 お肉を買った 」 という行為を 「 食品を買った 」 というように言葉に幅をもたせて記録をすることになります。
食品といえば他にも、お米も食品にあたりますし、野菜も含まれますね。
このお米や野菜を買ったときも全てまとめて、食品として記録をすることになります。
この結果、ありとあらゆる家庭内の活動があるていどのまとまりで、簡素化された状態で記録をすることが可能になります。
もちろんこの言葉にゆとりをもたせるというのは、絶対というわけではなく、前章でお話したように、自分だけわかればいい、自己流、ということですから、必ずしなければいけないということではないので、もちろんお肉と記録をしてもかまいません。
当然、文章ごとに細かく 「夕飯を作るために、お肉を○○円買った。」と記述して家計簿をつけるということも、前ページで家計簿は財産管理のシステムだということですから、この記録方法でも家計簿にあたるわけですから、特に問題はありません。
ではなぜ食品というように、わざわざある程度、言葉にゆとりをもたせて記録をしているのかというと、そうしたほうが都合がいいからなんですね。
そのときの言葉を選ぶ際の基準といえばどちらかというと、その家庭の生活の中の重要度によってゆとり加減をつけることになります。
この逆の場合もあります。たとえば、私の例でいうと、私はおそらく皆さんの平均より、本を多く読む人だと思います。
家計の中の本を購入した代金の比率は結構なものなんです。
というわけで、月の本の代金を書籍代○○円というような付けかたをせずに、私はさらに言葉を細かくして家計簿を記録しています。
金額を見たあと、正直へこみますが、キニシナイ ( ノД`)
とにかく・・・。こういう使い方もあるよということです。基本は 「 自分がわかるようにすればいい 」 ですね。
今は意識しないで、実際に家計簿をつけていただいたら、なんとなくわかっていただけると思います。